
保育士と聞くと、「子ども達とたくさん遊ぶことが仕事!」「優しく明るい先生が多そう」と様々なイメージをお持ちではありませんか?実際に公立保育園と小規模保育園で勤務していた椎音がどんな1日を過ごしていたのか、身につけていれば役に立つスキルを具体的にご紹介します。
これから保育士資格を取得し、保育士を目指す方にとって具体的な内情を伝えていきたいと思いますので、是非最後までご覧ください!
目 次
- 保育士になるには?
- 保育士の働く就職先
- 保育士の具体的な1日の流れ
- 役に立つスキルは?
- まとめ
1.保育士になるには?
保育士になるには、国家資格「保育士資格」を取得する必要があります。資格は、指定の保育士養成校を卒業するか、国家試験に合格することで取得できます。国家試験の概要は、筆記試験と実技試験があり、筆記試験では、保育原理や児童家庭福祉など幅広い知識が問われます。実技試験では、音楽や造形、言語表現などのスキルが求められます。

私は短期大学にて取得したので「指定の保育士養成校を卒業する」に該当します。
2.保育士の働く就職先
いざ就職先を探す時に「保育園っていうけれど、公立や私立はどう違うの?」「自分にはどんな就職先が向いているのかな?」と悩まれるかと思います。実際にどんな就職先があるのか、保育園を詳しく深堀してご紹介します!
☆ 保育園(認可・認可外)
・生後2か月の0歳児から~小学校就学前の5歳児までの子どもの保育を担当します。年齢に応じて教員の配置人数が違うのですが、殆どの場合、担任と副担任(正規・非正規などの組み合わせもある)なので1年間先生同士協力して日々の保育や行事などを行います。
・保育園の中には公立や私立など、様々な園があるので詳しくご紹介します!

ペアになる先生や同じ学年の先生とは1年間仕事を共にするので、相性がとても重要です!

認可・認可外保育園の違いは簡単に言うと、国の基準(施設の広さ・職員の配置人数・保育内容)を満たしている・満たしていない(独自の方針で運営している)、入園するには自治体の審査がある・ない、保育料が安い・高いが挙げられます。
〇 公立保育園
・市区町村などの自治体が運営する認可保育園です。自治体の補助を受けて運営されており、安定した保育環境が特徴です。
・保育士公務員がクラス担任を、会計年度任用職員が副担任を担当する組み合わせが多くあります。保育士公務員とは、地方自治体(市区町村や都道府県)に勤務する公務員として、保育業務を行う保育士のことを言います。試験は筆記試験・面接・実技試験があり、地方ごとに試験内容が異なります。公務員として働く場合、勤務時間や休暇制度が安定していることが特徴です。
・地域に根付いた保育をされているので、独自に保育を展開していきたい方にはあまり向いていません。

私が勤務していた公立保育園は、年功序列が徹底されている園で上の先生が言われたことは絶対に従うような雰囲気で、いつも職員室はピリピリしていました・・。
〇 私立保育園
・公立保育園とは違い、認可・認可外どちらもある民間の企業や団体が運営する保育園なので、独自のカリキュラムや方針で日々の保育を行います。
・施設や園内の環境が整っている所もありますが、一般的に公立保育園と比べると給与水準が低いです。福利厚生や休暇制度なども園によって異なります。

園のカリキュラムと自分のしたい保育がマッチすれば、とてもいい職場ですね♪後は、給料の確認と先生たちの雰囲気、行事の多さを要チェックです!
〇 小規模保育園
・小規模保育園は0~2歳児までの子どもの保育を担当します。定員6~19名までの子ども達をマンションの一室などを使って保育を行う少人数制の保育園です。認可・認可外保育園があります。
・0~2歳児が外あそびや行事の製作をしていると、あっという間に時間は過ぎその後は、給食を食べて、午睡をして、おやつを食べて・・と同じことの繰り返しが日々の保育となります。繰り返しすることで子ども達は安心感を抱き、そこから自分の力でやってみようと自信につながっていくのですが、繰り返しが苦手な方には小規模保育園はあまり向きません。

園庭が無いところも多く、公園まで散歩にいき遊びにいく園もあります。小さい子ども達の保育を行うので、先生同士の協力が不可欠になります。
〇 企業型保育園
・企業が自社の社員向けに設置した保育園です。企業の従業員の子どもを預かることを目的としています。従業員の子育て支援を行い、働きやすい環境を提供することが企業の福利厚生の一環として運営されていることが多いです。認可・認可外があります。

働くお母さんの勤務に合わせて預かるので、保育士の勤務時間などバラつきがあるかも知れないですね。
〇 特別支援保育園
・特別支援保育園は、発達障害や障がいを持つ子どもに特化した保育施設です。個別の支援が必要な子どもたちに対して、専門的な支援や指導が行われます。
・一人ひとりに対する支援が行き届くように、少人数保育が行われています。個別の教育プランを作成し、発達段階に応じた支援を行います。プランは保護者と連携して作成され、子どもの成長に合わせて調整することが多いです。

家庭との連携がとても重要視されますね!素敵な保育園ですが、地域によってはないところがあるそうです・・。
〇 インターナショナル保育園
・多国籍な環境で英語やその他の言語を中心とした保育を行う保育園です。子ども達は異文化に触れながら日々の保育生活を過ごしていきます。
・外国人の先生や外国人の保護者と関わる機会も多く、英語を学ばせたい保護者もおられるので小学校受験のためにインターナショナル保育園を選んだ家庭も少なからずおられるかと思います。
・英語を話せる方や異文化に興味のある方は、是非1度見学会に行かれてみてはいかがでしょうか?

外国人の先生や小学校受験を考えている保護者など・・臨機応変に対応できる先生におすすめの園ですね♪毎日が刺激的になりそうですね。
3.保育士の具体的な1日の流れ

では、実際に保育園での具体的な1日の流れをご紹介します!
① 登園(7:00~) 自由遊び
・子ども達が来る7時までに部屋の明かりを付け・玩具を準備・園内の掃除・部屋が寒かったり暑かったりすればエアコンで調整しておきます。
・子どもと保護者が来たら挨拶し、連絡事項等ないか口頭や連絡帳にて確認し保護者を送り出します。
・子どもが持ってきた荷物(水筒やタオルなど)を所定の位置に置いたり、出席ノートにシールを貼ったり、手洗いを済ませることが自分で出来るように様子を見守りながら場面に応じて支援します。
・安全に子ども達同士が遊べているか一緒に遊びながら、様子を見守ります。小さいクラス程、噛みつきなどが発生しやすいので特に気を付けて見守ります。
・欠席連絡の電話が鳴れば、他の保育士と連携しながら電話を取りつつ子ども達の様子も見守ります。

②朝の会 設定保育(9:30~)
・玩具を片付けてピアノやCDの音楽に合わせて朝の会をします。挨拶をした後、名前呼びをしたり体操をしたりします。
・朝の会が終わった後、水分補給等行い保育士が設定した保育を行います。その週によって、保育内容は変わりますが、主に外遊びや行事の製作物などに取り組みます。

運動会や発表会前になると、体操の練習や走る練習、舞台で踊る・劇をする練習などが設定保育になることがあります!なので、行事前は大忙し!

③給食(11:00~) 午睡
・小さいクラスは11時前から給食がスタートします。子ども達が季節の旬の食べ物に気付き楽しく食べているか、苦手なものにも1口挑戦しようとしている様子を一緒に食べながら見守り、食べる時のルールやマナーを伝えていきます。
・給食を食べている間に、午睡の準備をするため子ども達の布団を並べます。寝る配置などに気を付けたり、午睡中の音楽CDを準備したりします。
・食べ終えた子ども達から順番に午睡をする服に着替え、自分の布団に入っていきます。
④午睡(~15:00頃まで)
・なかなか眠れない子どもの傍に寄り添い、優しくトントンしてあげたり体をさすってあげたりして眠りにつなげます。中には、なかなか眠れなくて泣いてしまう子どももいるので、保育士で交代しながら安心して眠れるように促します。
・午睡中に乳児クラスの先生は給食を食べたり、連絡帳を書いたりしますが、月によって園内会議・学年会議・行事の作品試作・子どもの記録・保育日誌など様々な業務を行います。

午睡中の業務がたくさんあって、段取り良く済ませないとその日のノルマが終わらないことがあります。3歳児クラス以上の担任は、クラス日誌を毎日掲示板に貼りだすのでパソコン作業がとても多いです!

⑤おやつ(15:00~) 順次降園 延長保育
・子ども達を起こし、服を着替えておやつの準備に取り掛かります。なかなか起きない子や寝起きがとてもいい子など様々なので一人ひとりに合わせて声掛けを行います。また、おやつは子ども達に食べられる量を聞いて準備していました。
・食べ終えた子どもから玩具で遊び、16時台のお迎えに来られた保護者の方から今日の子どもの様子や体調面で気になったことがあれば口頭でお話しします。
・順次子ども達が降園し、人数が少なくなってきた頃に午睡中にできなかったことややり残したこと、明日の保育準備などをして勤務終了となります。

ちなみに、トイレ掃除や部屋の掃除は公立保育園では担当の方がいるのでほぼ担任が掃除することはありません。ですが、私立保育園や小規模保育園は担当の方がいないところもあるので午睡中にトイレ掃除をしたり子どもが遊んでいる間に掃除をしたりしています。
4.役に立つスキルは?
私が思う「役に立つスキル」はズバリ3つあります。どれか1つでも長けていると重宝されます。なので、是非ご覧ください。
(1)パソコン作業のスキル
ズバリ!1つ目は、パソコン作業のスキルです。上記にも挙げていましたが、保育日誌や子どもの記録、会議の記録など今はパソコンを使って作業されている保育園が殆どです。なので、時間がありスキルを身につけたいと思っている人はWord・Excel・PowerPoint・タイピングのスキルを上げておくことをお勧めします。
クラスや学年のペアの先生が年配の方だと、パソコンの使い方が分からず若い先生にお任せすることがあります。なので、身につけて後悔がないスキルです!

運動会や入園式、発表会などのプログラムも全てパソコンで打ち込みをするので絶対にパソコンに慣れておくことをお勧めします!!

(2)ピアノのスキル
2つ目は、ピアノのスキルです。行事や参観でよく聞くピアノの音・・やはり上手に弾ける先生は重宝されます。「この先生に任せておけば間違いなし!」と他の保育士からの信頼がUPします。
「ピアノはとても苦手・・」「自信が無くて上手く弾けない・・」と思っている方でも大丈夫。ピアノは弾いてなんぼです(笑)人前で弾いて慣れていくものなので、緊張してしまうかもしれませんがどんどん挑戦していきましょう。「ピアノが苦手なんだろうな」という方のピアノの音は正直、よく伝わります。でも、周りの先生たちは苦手でも一生懸命何度も練習する貴方の姿を見て、「他の仕事も一生懸命してくれるはず」と、どんどん他の仕事も任せてくれるようになります。
もちろん、挑戦するには練習時間は欠かせません。どうしても上手く弾けない時は、上手な先生に相談してみたり家族に聞いてもらったりすると上達につながります。是非、頑張ってみてください!
(3)イラストや製作を丁寧に可愛く作るスキル
3つ目は、イラストや製作を丁寧に可愛く作るスキルです。私はこのスキルを上げることは苦手でした。幼稚園教諭として勤務していた時、園だよりのイラストは著作権の関係で全て手書きでした。とても困りましたが、イラスト本を見て真似ながら書いたり、手書きのイラストを①鉛筆②本書きと分けて書いたりして工夫していました。結果、とても上手には書けませんでしたが「あなたの絵には伝えたい心が込められているね」と言っていただいたことがあります。自分が努力したことは伝わる人には分かるんだなと感心しました。
それ以来、どんなことにも手を抜かず心を込めてすることの大切さを学びました。どのスキルを上げていくのは簡単ではありませんが、少しずつ1つでも自分が成長するために是非挑戦してみてください!

5.まとめ
いかがでしょうか。保育士は子どもたちの成長を支えるやりがいのある仕事です。楽しい一面もあれば、大変な一面もありますが、どれも自分の成長につながることができる未来が明るい職業です。是非、この記事を読んで「ちょっと頑張ってみようかな」と思えた方は明るい未来に向かって一歩踏み出してみてくださいね。
ご長文読んで頂いて、ありがとうございました。


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